真皇杯ラストチャレンジ準優勝・本戦使用構築~バンドリアシレミミッキュ2軸構築~
今回は真皇杯ラストチャレンジと本戦で使用した構築を紹介します。
ラストチャレンジ古石場 予選ブロック 5-2 オポネント差で1位抜け 準優勝
本戦 予選ブロック 1-6
構築概要
真皇杯オンライン予選を区切りに約一ヶ月の間、砂の裏選出としてのアシレーヌを封印して色々と裏選出を試行錯誤していました。しかし、じっくり時間をかけたにも関わらず実を結ばず、どの並びもしっくり来ませんでした。そこで、今一度環境について考察したところ、メガバシャーモが流行っていることから、今の環境はトリルアシレーヌが刺さっていると思い、ラストチャレンジ5日前にアシレーヌを解禁してレート環境で試運転した結果、数日でレート2000に到達できたことで環境に刺さっていると確信したため、一部のポケモンの調整をし直すことで、この構築は完成しました。
立ち回りや選出について
基本選出はバンドリ@1、アシレミミッキュ@1の表と裏の2軸であり、相手の構築に対して刺さっている方を選出し、それぞれの軸のエースで全抜きする。しかし、単純なこの2軸だけでは突破困難なときはマンダナット@1でサイクル戦をしかけ、マンダの破壊光線やメガネアシレーヌの超火力で積極的に相手のサイクルを崩し行くのがこの構築の特徴。
個別解説
バンギラス
性格 能天気
持ち物 さらさら岩
努力値 H60 A60 B132 C4 S252
実数値 183-162-161-116-108-113
技構成 岩石封じ 冷凍ビーム ステルスロック 挑発
選出率 7/17 同率4位
表選出の起点役。能天気バンギラスの馬鹿力を挑発に変えたが、馬鹿力を切って困ったことは無く、むしろ挑発を採用したおかげで、ポリゴン2やクレセリアなど構築として苦手とする受けポケモンを詰めるのに非常に役立った。受けループを相手にする際はこのポケモンをいかに大事にするかで勝敗が決まる。この構築の縁の下の力持ちであり、サポート役としての活躍は凄まじかった。
ドリュウズ
性格 意地っ張り
持ち物 ジメンZ
努力値 A220 B116 S172
実数値 185-201-95-×-85-130
選出率 7/17 同率4位
火力はHB奇石ポリゴン2が剣舞ジメンZで、乱数一発(50%)で落ちる。耐久面は無振りカバルドンや無振りポイヒグライオン、A197メガマンダの地震を高乱数で耐えるので、普通に考えたら不利な対面でも剣舞をすることで強引な突破をしたりした。Sラインについては、砂下で1龍舞状態の準速メガボーマンダ抜きにしているが、現環境は最速マンダよりも耐久調整身代わり羽根マンダが多いので、素早さに関してはこの調整で大きな問題は無かった。また、ラストチャレンジ決勝トーナメント1回戦では、ギャラドスを岩雪崩で2回連続怯ませ突破する驚異的な自覚を見せてくれたエース。本戦ではあまり選出できず、数少ない選出した試合も後述する運のなさや、プレイングの至らなさで活躍させてあげることができなかったのが唯一の心残り。
ボーマンダ
性格 控えめ
持ち物 ボーマンダナイト
努力値 H4 C252 S252
実数値 171-×-100-178-100-152
実数値 171-×-150-189-110-172(メガシンカ)
技構成 ハイパーボイス 流星群 大文字 破壊光線
選出率 10/17 2位
砂が苦手とするテッカグヤを見る枠。ジャローダやカミツルギ、ルカリオを意識する場合は臆病にした方がいいのだが、控えめでないとHDメガボーマンダが流星群で落ちないなど火力が足りないことが多いので個人的には控えめ一択。破壊光線の枠は羽休めや身代わりから選択で採用するが、私個人がサイクルで受けまわすプレイングよりも、積極的に相手のサイクルを崩しに行くプレイングが好みなので破壊光線を採用している。実際この技のおかげで勝てた試合もあり、この技を見た相手は大抵、驚いてくれたので内心ニヤリとしていた。ラストチャレンジでは、一度も技を外さない驚異的な自覚を見せてくれたが、本戦では予選ブロック2戦目の初手、一番重要な局面で技を外し、それが決定的な敗因となるポンコツ振りを見せてしまった。この負けで後が無くなり正直な話、私の心はこの場面でほぼ折れていた。
ナットレイ
性格 のんき
持ち物 ゴツゴツメット
努力値 H252 A76 B180
実数値 181-124-191-×-136-22
技構成 ジャイロボール パワーウィップ 宿り木の種 守る
選出率 5/17 6位
構築の苦手な、ミミッキュ、メタグロス、カプ・レヒレなどを見るための枠。火力ラインを無振りガブリアスがジャイロボールで確定2発になるまで振り、残りをHBに振り分けた。パワーウィップの枠はタネマシンガンだと威力が安定せず、火傷時にスイクンの身代わりを割れないなどの弊害があったので採用した。守るで様子見しヤンキー居座りを決めたり、終盤まで守るを見せずに隠しておくことで、相手のZを透かしたりする立ち回りをよくした。
ミミッキュ
性格 意地っ張り
持ち物 ゴーストZ
努力値 H148 A172 B188
実数値 149-145-124-x-125-116
技構成 シャドークロー 影うち 呪い トリックルーム
裏選出の起点役。以前は一龍舞A227メガギャラドスの滝登りを最高乱数切りで耐える調整にしてあったが、環境にメガバシャーモが増えたのでメガバシャーモのフレドラを最高乱数切りで耐える調整にした。実際、バシャーモのフレドラを耐えて反動とシャドクロZ、もしくはシャドクロ+影うちで倒したり、フレドラを耐えてトリックルームを展開したりする立ち回りをよくしたので、この調整にして正解だったと思う。火力ラインはシャドクロZ+影うちで無振りコケコやバシャーモ、無振り霊獣ボルトロスが落ちる程度。構築として霊獣ボルトロスが苦手だったが、最近のボルトロスはボルトチェンジを切っていることが多く、何故かミミッキュ対面で居座ってくれることが多かったので、そのまま霊Z+影うちで処理して裏のアシレーヌで全抜きなんてこともよくあった。本戦では皮をバシャーモのフレドラで剥がされた際に火傷を引き、乱数がずれたせいで次ターンのフレドラで落ちてしまうお茶目さを見せてしまい、それが敗因となった。
アシレーヌ
性格 控えめ
持ち物 拘りメガネ
努力値 H236 B100 C124 D44 S4
実数値 185-×-107-178-142-81
技構成 泡沫のアリア ムーンフォース めざめるパワー炎 サイコキネシス
選出率 13/17 1位
裏のエースであり、相手のサイクルを崩す枠。マンダを選出できなかったときのテッカグヤをみる枠でもある。B方面はメガボーマンダのA216捨て身タックルを75%で耐える調整であるが、今の環境で上位は意地っ張りの特化マンダが少なく耐久調整マンダ流行っているのでこの調整で十分だった。D方面はC222メガゲンガーのヘドロ爆弾やC216霊獣ボルトロスの10万ボルトを高乱数(約9割)で耐えるので、半端な火力の弱点技は耐えて激流補正のかかった超火力で返り討ちにしていた(ただしZ技は無理)。火力は、H振り奇石ポリゴン2がハイドロポンプで確定2発になり、大抵のポケモンは確定2発となるため、激流補正が掛かると半減相手でも強引に持っていくことができる。
まとめ
この構築の並び自体はGWのファクトリーオフからずっと使っており、参加したオフ(本戦は除く)は全て予選抜けしているので、自分の中では純正バンドリの一つの完成形だと思っている。ラストチャレンジでは序盤で勝敗が1-2となり、予選を抜けるためには1戦も負けられない状態から4連勝できたのは良かった。しかし、本戦では重要局面における運のなさ、寝不足による消極的な思考により、勝てる試合を落としてしまったので悔しさの残る幕切れとなってしまった(→とある方に寝不足バンドリを揶揄されたw)。またの機会、今度こそは自慢の砂パで本戦の予選ブロック突破出来たらいいなぁと思っているので、今後もオフは砂で頑張ります!
(オフ成績は以下参照)
ファクトリーオフthe final 予選3位抜け(勝率は1位だがジャンケン負けによる) 準優勝
BFC 予選1位抜け ベスト16
真皇杯関東予選 予選1位抜け ベスト56
真皇杯ラストチャレンジ古石場 予選1位抜け 準優勝
本戦 予選落ち負け越し
P.S S4についての報告
一応、上記の構築で2000達成したのでここに報告します。最高は2035、最終2000でした。来期こそは砂で2100のせられるよう頑張ります!